意iプロデュース心理学的意見書 公認心理師・臨床心理士 石垣秀之 English相談・見積り

学校や教育委員会に、別居親の行事参加を依頼するとき

公開:2026年10月30日

別居している親が、学校の行事に参加したいと希望することがあります。学校や教育委員会に対して、その根拠を示すために、当方が意見書を書いたことがあります。そうした経験から、学校の側の事情と、意見書で示せること、示せないことを整理します。

学校が不安に感じやすい点

  • 同居している親の意向と食い違うのではないか
  • 行事の場で、親どうしのトラブルが起きるのではないか
  • 児童生徒の安全や、ほかの保護者への影響をどう考えるか
  • どちらの親に従うべきか、学校として判断できない

学校は、親どうしの紛争の当事者ではありません。判断を求められること自体が、大きな負担になります。

意見書で示せること

別居後も、子どもが両方の親との関わりを保てていることが、子どもの心理的な安定にどう関わるかについて、研究知見に基づいて示せます。行事への参加が子どもにとってどういう意味を持ちうるかを、学校が判断する際の材料として整理します。

意見書で示せないこと

意見書は、学校に参加を認めさせるものではありません。参加を認めるかどうかは、学校が、学校の事情と子どもの様子を踏まえて決めることです。また、個別の親の人格や養育能力を、面接や検査をしないまま評価することもできません。

学校が受け入れやすい形にするために

  • 参加する行事、時間、学校内での動き方を、具体的に決めておく
  • 連絡の窓口を一本にして、親どうしを直接やり取りさせない
  • 子どもに負担がかかったときに、いつでも見直せるようにしておく

こうした具体的な取り決めは、意見書とあわせて、代理人の先生を通じて学校へ伝えていただくのが現実的です。

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